今年の酷暑は例年以上に要注意!薬剤師がお伝えする「熱中症・脱水・夏バテ」を防ぐ8つのポイント

2026年08月04日

今年の夏は「いつも通り」が危険かもしれません

  • 「毎年暑いから慣れている。」
  • 「水分はちゃんと飲んでいるから大丈夫。」

そう思っていても、今年の夏は例年以上の厳しい暑さが続き、これまでと同じ生活では体が暑さに耐えられないことがあります。

近年は、日中だけでなく夜間も気温が下がりにくく、体が十分に休まらない日が増えています。また、屋外だけでなく室内で熱中症になる方も少なくありません。

特に、小さなお子さまや高齢者、持病のある方はもちろん、健康な方でも熱中症や脱水症状を起こす可能性があります。

「自分は大丈夫」と思わず、普段以上に体調の変化に気を配ることが大切です。

今回は、今年の酷暑を元気に乗り切るために、薬局からお伝えしたいポイントをご紹介します。

※ 心臓・腎臓病で通院の方は、必ず水分摂取量について主治医へ相談してください。

「熱中症・脱水・夏バテ」を防ぐ8つのポイント

①エアコンを我慢しないことも熱中症対策です

  • 「冷えすぎるから。」
  • 「電気代が気になるから。」

そんな理由でエアコンの使用を控えていませんか?

今年のような猛暑では、室内でも熱中症になるケースが増えています。

熱中症を予防するエアコンの正しい使い方は、「設定温度」ではなく「実際の室温を28℃以下、湿度50~60%」に保つことです。夜間も気温が高い日は、タイマーは使用せず朝まで適切に冷房を利用することが大切です。

ただし、室温が24℃を下回ると外気温との差が大きくなり冷房病などの原因となるので注意しましょう。

②「のどが渇いた」と感じた時には遅いことも

私たちの体は、汗をかくことで体温を調節しています。しかし、高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、小さなお子さまは自分で水分補給を訴えられないことがあります。
「のどが渇く前に、少しずつこまめに」が、基本です。

  • 普段の生活:水や麦茶をこまめに飲む。
  • 汗をたくさんかいたとき:スポーツドリンクや経口補水液で水分+塩分等を補給。

③夜間の脱水にも注意しましょう

熱中症は昼間だけではありません。

寝ている間にも汗をかき続けるため、朝起きたときには軽い脱水状態になっていることがあります。また、脱水を招くため、就寝前のアルコールの飲み過ぎは避けましょう。

就寝前や起床後には、コップ1杯程度の水分補給を心掛けるとよいでしょう。

④夏は「薬の保管方法」にも注意が必要です

暑さは人だけでなく、お薬にも影響を与えることがあります。

「高温・高湿・直射日光」を避けるのが基本です。

特に、

  • インスリン
  • 一部の点眼薬
  • シロップ剤
  • 坐薬

などは保管方法に注意が必要な場合があります。

炎天下の車内に薬を置きっぱなしにすることは避けましょう。

保管方法が分からない場合は、お気軽に薬剤師へご相談ください。

⑤夏バテを防ぐには「食事」が大切です

暑い日は、そうめんやアイスなど、冷たいものだけで済ませてしまいがちです。

しかし、そのような食事が続くと、たんぱく質やビタミンが不足し、疲れやすい体になってしまいます。

肉・魚・卵・大豆製品なども取り入れ、栄養バランスを意識しましょう。

⑥お盆の帰省やお墓参りにも熱中症対策を

8月は帰省やお墓参りなど、屋外で過ごす時間が増える時期です。

炎天下での移動や草取り、長時間の外出は熱中症のリスクを高めます。

できるだけ朝夕の涼しい時間帯を選び、帽子や日傘、水分を準備して出かけましょう。

⑦「なんとなく体調が悪い」は熱中症のサインかもしれません

熱中症は突然倒れるだけではありません。

  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 食欲不振

など、夏風邪や夏バテと似た症状から始まることもあります。

「少し休めば治る」と無理をせず、早めに休息を取り、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

⑧困ったときは薬局へご相談ください

  • 「経口補水液は飲んだ方がいい?」
  • 「市販薬を飲んでも大丈夫?」
  • 「この症状は熱中症?」

暑い季節は、ちょっとした体調の変化でも不安になることがあります。

地域のかかりつけ薬局は、お薬だけでなく健康に関する身近な相談窓口です。

気になる症状やお薬の飲み合わせ、保管方法など、ご不明なことがあればお気軽にご相談ください。

まとめ

今年の夏は、これまで以上に厳しい暑さが続いています。

「まだ大丈夫」という油断が、熱中症や脱水症状につながることもあります。

毎日の水分補給や適切な冷房の使用、栄養バランスの良い食事、十分な休息を心掛け、この夏を元気に乗り切りましょう。

地域の皆さまが安心して夏を過ごせるよう、私たち薬局も健康づくりをサポートいたします。気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

どうぞお気軽にご相談ください

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